montokokoroの日記

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日記。2024年1月。

日記。

 

1月が終わる。

今月は4冊ほど本を読んだ。

 

まず、凪良ゆうの「汝、星のごとく」。2023年の本屋大賞も取った名作。結構面白かった。

同じく本屋大賞2023で3位だった、一穂ミチの「光のとこにいてね」と、本の形が似ていた。どちらも主人公は2人。一方の視点から事件を描き、その後もう一方の視点からも話を描く。そして数年後に話飛んで同じ様に話を進め、30代くらいまでを描いて終わる。この形式がどちらも同じだった。

さらに、どちらも従来の恋愛観を崩したものを描いている。「光のとこにいてね」では女性同士の友情を超えた感情を描いているし、「汝、星のごとく」では従来の結婚感に疑問を呈し、他の在り方を提示している。いわゆる多様性だろうか。

「汝~」はそういった結婚感や男女の関係にまつわる世代交代の話かもしれない。まず、だらしなかったり、不安だったりで男に依存する母親という第一世代。次に、その両親から生まれた第二世代。これが主人公の男女の2人。この二人は両親からの負担に苦しんでいる。その負担とは精神的なものや金銭的なものなど様々な形で二人を苦しめ、人生を狭める。最後の第三世代は、それを乗り越え従来の価値観を克服し、柔軟な結婚感や人生観を獲得した世代。この世代はほんの少しだけ出てくる。

世代交代という見方は少し穿った見方かもしれない。実際主人公の間に子供はいない。しかし主人公の2人が乗り越えた問題を、次の世代は引き継いでくれた方が物語としては喜劇に近づく。

結果面白かった。本屋大賞は当たりが多い印象だ。そういえば。明日2月1日、本屋大賞2024のノミネート作品の10冊が発表らしい。その10作で順位を着けての大賞の発表は4月10日。忘れるまで覚えておこう。

 

次は川北稔の「砂糖の世界史」。砂糖がどう生産されてきたのかの歴史に関する入門書。

近代、砂糖は奴隷の犠牲で成り立っていた。南米やカリブ諸島を植民地にし、原生林をなぎ払う。そこに砂糖だけを植え、アフリカの奴隷を労働力にして生産する。かなり罪な生産物だ。

なぜイギリスでは紅茶に砂糖を入れて飲んでいたのか。お茶も砂糖も、イギリスでは生産しておらず、どちらもわざわざ外から持ってくる必要があるのに。本の後半ではそういう話になっていく。

これもかなり面白い本だった。岩波ジュニア新書は入門書として中高生でも読めるように作られているらしく、あまり難しい話はなかった。それでも興味深い内容だった。この本みたいな形式で、煙草やお酒の入門書を読みたい。あれって一体何なんだろうか。

他の2冊は、過去に読んだ本を再読した。円城塔の「屍者の帝国」は、いまいち良く分からない。気になったところを読み返したい。

 

ついでに、見た映画の話も。

「ジョーカー」をいまさら見た。ちょっと前に話題になってたなーと思ってたけど、日本での公開日は2019年の10月。4年位前じゃん。時の流れは残酷だ。

配信されてたのをパソコンで見た。いやー、映画館で見なくて良かったわ。そう思える鬱屈とした内容だった。そんくらい。暗い話だった。

 

ゲームはポケモンレジェンドアルセウスをクリアした。ゲームの内容は剣盾より好きかも。

んで、今はまたスプラ3にはまってる。しばらくまともな生活は出来なさそう。マニュウコラが面白い。

そんな感じの1月でした。久々のブログ更新で話しがあっちこっちいって、どれも半端だなあ。でも文章書くの疲れたのでこのあたりで。

終わり。